線維化ILDの
早期診断を
目指すAI
Detection of Suspected “ILD” on Chest X-ray Image
胸部X線画像から線維化を伴う間質性肺疾患の疑いを表示し、
疾患の早期診断・治療に繋げます

線維化ILDにおける課題
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進行性線維化を伴う場合
予後不良のケースも多く、早期診断が重要間質性肺疾患(ILD)は、進行性線維化を伴う場合に予後不良であることが知られています※1。
また、安定していても急性増悪することもあります※2。
そのため、ILDの適切な管理のためには専門医による早期診断および定期的な評価が重要とされています※3。 -
軽微な線維化ILDは
発見することが難しい日常診療で胸部X線画像を読影する際、軽微な線維化ILDでみられるような網状影やすりガラス陰影は、胸部X線での検出が容易ではなく、専門医でも読影が難しいことがあります※4。本製品が線維化ILDの検出を支援することにより、早期診断・早期治療に繋がることが期待できます。
BMAXは、胸部X線画像から
線維化を伴う間質性肺疾患の
検出を支援する
AIソフトウェアです。
胸部X線画像上に線維化ILDの確信度スコアとアラートマークを表示。線維化ILD所見の検出をサポートし、早期診断・早期治療に繋げます。



サンプル解析症例
胸部X線画像をコンピュータ処理し、線維化ILDにみられる所見を検出して、その確信度を解析します。
線維化ILDの確信度スコア(0~1)及び当該スコアが閾値(0.299)を超えた場合には、アラートマークを表示します。
- パターン1
- パターン2
- パターン3
陽性症例(中等度) アラートあり、確信度スコア 0.988

同症例のCT画像結果

陽性症例(軽度) アラートあり、確信度スコア 0.337

同症例のCT画像結果

陰性症例 アラートなし

同症例のCT画像結果

※画像はイメージです。実際の製品版とは異なる場合がございます。


BMAXの特徴
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# 01
非専門医の読影をサポート
胸部X線画像から線維化ILDにみられる所見を検出し、その確信度スコアおよびアラートマーク(確信度スコアが閾値0.299を超えた場合)を表示することで、医師による読影をサポートします。軽微※1な線維化ILD所見を有する胸部X線画像に対し、非専門医が単独で読影した場合と比べ、本ソフトウェアを用いて読影した場合には、線維化ILDの検出感度が9.59ポイント向上することが認められました。
※1: 呼吸器専門医3名の判定結果による、正解「陽性」画像に対する左右各肺の網状影又はすりガラス陰影の割合が25%未満または片肺で50%未満
非専門医の軽微な線維化ILD検出率
9.59ポイント向上
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# 02
医学系トップジャーナルに
掲載された研究を製品化国際学会雑誌『European Respiratory Journal』に掲載された論文 “Deep-learning algorithm to detect fibrosing interstitial lung disease on chest radiographs”のアルゴリズムを改良した製品です。
詳細はこちらEuropean Respiratory Journal は
インパクトファクター24.9 を誇る呼吸器疾患に関する
医学系トップジャーナルの一つです。
他のAIソフトウェアと併用が可能
M3 AI Platform上で提供されるBMAXは、胸部X線画像から肺結節を検出するAIなど、様々な画像診断支援AIサービスとあわせて利用することができます。

基本情報
- 販売名
- 線維化を伴う間質性肺疾患検出支援プログラム BMAX
- 製造販売承認番号
- 30500BZX00262000
- 添付文書
- 詳細を見る(PMDAサイトへ遷移)
- 製造販売業者
- コスモテック株式会社
撮影条件
- X線受像系システム
- FPD又はCR
- 撮影体位及び撮影方向
- 立位PA
- X線発生装置メーカー
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社又は株式会社島津製作所
- X線診断装置のパネルメーカー
- コニカミノルタ株式会社又は富士フイルム株式会社
- 撮影距離
- X線発生源からフィルムまでの距離が140~200 cm
- 画素数
- 1750 x 1750 ピクセル以上
- 画像処理
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・通常診療で使用する補正処理(EDR処理及び画像フィルタ処理)を逸脱しないこと
・散乱線除去処理を施していないこと
販売業者
34万人以上の医師が登録する医療従事者向け会員制Webサイト「m3.com」を運営しているエムスリー株式会社と、医療用システムの開発・販売及び医療関連のネットワークシステムサービスを提供しているPSP株式会社との合弁会社です。
販売業者紹介